
電子書籍と紙の本ってどっちがいいの?
という疑問に答えます。
◇本記事の内容
◇読者様への前置き
村山早紀さんのあるツイートを
きっかけにこの記事を
書こうと思いました。
困ったAmazonのレビューの話ですが、私は『桜風堂ものがたり』について、「書店の物語なのに、なぜこの本を電子書籍にするのか」と元書店員さんだという人にマイナス評価つけられて悲しかったですね。思わず反論に行こうかと思ったくらい。深呼吸して、行かなかったけど。
— 村山早紀 Saki Murayama (@nekoko24) June 27, 2019
彼女の素敵な物語に
「電子書籍化したから低評価を付けた」
というコメントがあったそうです。
私は正直、悲しかった。
彼女が言うように
『桜風堂ものがたり』を
読んでいてそんなことが
言えるのか、と。
だからこそ
「電子書籍と紙の本、どっちがいいの」
というよりも、
どちらの良さも知って
「本を生かせてあげてほしい」
そういう願いを込めて
本記事を作成しております。
電子書籍の特徴
電子書籍とは
Amazonが
販売しているkindleストア
楽天が
販売している楽天Kobo電子書籍ストア
などが挙げられます。
これらの特徴について解説していきます。
電子書籍のメリット
個人的にメリットだなと
思える順に書き出していきます。
などがメリットとして挙げられます。
電子書籍の一番のメリットだと
私が思うのは
「絶版になった本」を読める
ということです。
絶版とは
人気がないために
一度販売した本の
販売をやめてしまうことです。
つまり
絶版本とは
死んでしまった本
だといっても過言ではありません。
電子書籍なら
本を印刷するための費用
人件費などがかからなくて
済むからこそ
「死んでしまった本」を
生き返らせることができるんです。
電子書籍のデメリット
個人的にデメリットだなと
思う順に書き出していきます。
などがデメリットとして挙げられます。
私が一番のデメリットだと
思うのは
「ぱらぱらめくって読めないこと」
「所有欲が満たされないこと」
です。
本はやっぱり
ぱらぱらめくって本の香りを
楽しんだり
伏線を見返したりするのが
楽しい。
読み終わった本を
本棚に返してあげることも
一つの楽しみです。
さらに、
本棚を自分の好きなように
並べることも
「本」を愛する人の
一つの幸せの形だと思うのです。
紙の本の特徴
紙の本とは
言わずもがな
本屋さんや図書館で見る本ですよね。
紙の本の特徴について解説していきます。
紙の本のメリット
個人的にメリットだな
と思う順に書き出していきます。
などが挙げられます。
紙の本は
「本」としての価値以上を持っています。
物語を創り出す人
その物語の手助けをする人
本を売るために
本に携わってくれる
書店員さんたち、
本を売るために
応援してくれる人が
いるからこそ
紙の本は
「本」としての
価値以上のものを見出せるんです。
紙の本のデメリット
個人的にデメリットだなと
思う順に書き出していきます。
などが挙げられます。
私が一番のデメリットだと
感じるのは
かさばってしまうことです。
大学に行くときに
読むのですがやっぱり
ノートや資料、PCなどを
カバンに入れているから
本を入れると余計と重くなる、、、
だけど
本をもって
本を読んでいるっ
て感じが個人的に
好きなんですけどね。(笑)
紙の本の衰退状況
今の日本社会では
紙の本は売れなくなってきています。
など、衰退の原因はいくらでも挙げれます。
事実として
2015年から2018年にかけて
紙の本の市場は年々減ってきています。
さらに
本を売るための方法が
変化しているから売れない
という原因をつくりだして
しまっていると考える声もある。
「本が売れない」出版不況と呼ばれる現象には色々原因があるだろうが、以前ある編集者から聞いた、
「読書層を広げるという目的で、いかに無関心層に売り込むかを考えすぎた結果、本来的な価値の低いモノをつくるようになってしまったかもしれない」
という言葉は、他のジャンルにも当てはまりそうだ。 pic.twitter.com/tQpjHnGwPA— マライ・メントライン@職業はドイツ人 (@marei_de_pon) February 27, 2019
本は一つの事実として
「死」
へと着々と進んでいって
しまっているんです。
本の生き残りをかけて
私は、本がいくら
「死」
に向かっていても
生き残ると信じています。
物語を紡ぐ人
物語を誰かに結びたい
そう思う人がいる限り
本は生き続ける。
物語を書く人は
それぞれの思いを本に書き記す。
その物語に心を震わせる
書店員さんは物語の温かさを
紡ごうとする。
そして
それを受け取る
読者さまの記憶に
その物語は結ばれる。
本を生かすために
本の在り方は必ず
変えていかなければならない。
紙という媒体が
今の時代の人に
読まれないのであれば、
電子書籍として
スマホでみれる
本の在り方に変化するだけ。
きっとこれから
電子書籍が衰退すれば
本はまた、
その在り方を変えていく。
本の生き残りをかけて
本を愛する人が、そう変化していくから。
本を愛する人が
生き続ける限り本は死なないのです。
最後になりましたが
本記事のタイトル
「紙の本か電子書籍どっちがいいのか」
これにお答えするなら
本を愛するあなたの
ライフスタイル
本の愛し方で
決めるのが
一番いいとお答えします。
私のように
本の香りや本の厚み
そして本に携わる方々と繋がりたい
と思うのであれば紙のほうがいいかもしれません。
一方で
知識を増やしたい
たくさんの物語に触れたい
そう考える人は
電子書籍のほうがいいかもしれません。
「どちらがいいか」ではなく
どちらのほうが
「本を愛せるのか」
を考えてみてください。
最後まで読んでいただいて
ありがとうございました。
それではまた。
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