まずは漫画で哲学に触れてみませんか?

倫理学とは?【ホッブス哲学・ロック哲学】

倫理学
人間はもともと争い合う存在である

この人間観は
17世紀イギリスの思想家ホッブスに見られます。

 

彼は人間は
もともと利己的で攻撃的であるとして
「人間が人間に対して狼である」
という言葉を残しています。

なぜ人間は攻撃的なのか?

究極的な原因は
「人間が自己保存」を
求める存在だから
です。

安心で平和で安全で・・・。

人間は死を恐れて
死の恐怖から逃れようとします。

それが当然なんです。

その結果として
武力を求め名誉を求め
知力を求めるのです。

しかし

ここで問題になってくることは
すべての人が「力」を追い求めると
どうなるでしょうか?

間違いなく「争い」が生じます。
すべての人にとって他人は
自分の生を脅かす敵となりうるのです。

これをホッブスは
「万人の万人に対する闘争状態」
と表現したのです。

この事態を回避するために
すべての人間が「力」を
求めることをやめようという約束

つまり「倫理」

例えば、人のモノを取ってはいけない
という決まり事が生まれたのです。

しかし

この決まり事は誰にも
破らせないという強制力が必要です。

このように

倫理というのは優しさから
生じるものではなく
自分を守りたいという
打算から生じる人為的な妥協の産物なんです。

 

以上はホッブス著『リヴァイアサン』を
参考にしたものです。

興味があればぜひ
読んでみてはいかかでしょうか。

人間はもともと友好的な存在である

この人間観が
17世紀のイギリスの思想家ロックに見られます。

「他人の命を奪ってはいけない」
「他人の知的財産を奪ってはいけない」など
決まりごとは、当たり前のことと
して自然に存在するものであると考えます。

そのことを「自然法」といいます。

人間はもともとの状態
いけないと思うことは当たり前としている
状態にあると考えます。

つまり

倫理というのは人為的に
作られたものではなく
このような自然法を指すといいます。

ではなぜ
「争い」が起きてしまうのか。

それは自然法が誰にでもわかりやすく
誰にでも当てはまることであるために
「大まかな決まり事」だからです。

例えば
「他人の自由を奪ってはいけない」

という倫理観に対して
ある人の行為は自由を奪うことにならず
ある人の行為は自由を奪うことになる。

つまり

倫理観の解釈の幅が広い為に
その違いにより
「争い」が生じると考えるのです。

このように

倫理とはもともと存在するモノである
一方で
その解釈の広さから
「争い」が生じたものなんです。

以上はロック著『市民政府論』を
参考にしたものです。

興味があればぜひ
読んでみてはいかがでしょうか。

人間について考えてみる

さて、「倫理」についての
理解は少し深まったでしょうか?

まとめ

倫理学とは

・人との関係をうまく
保つための決まり事である

・人が関わりあうことで
生まれた考えである。

・人間特有な考えである。
それは人間観に関するものである。

倫理とは
人間について考える学問です。

そして

「そもそも人間とはどういう存在であるのか」

一度考えてみるのはいかがでしょうか?

きっとあなたの人生に
新しい価値観を芽生えさせてくれますよ。

それではまた。

 

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